今年も直前だけど予想しておきます。
今年はNetflixのおかげもあり、主要作品は「1917 命をかけた伝令」と「若草物語」以外は観ることが出来たので、予想しがいあり。
今年は俳優部門は前哨戦のゴールデングローブ賞と全米俳優組合賞でそれぞれ同じ賞を受賞した4人が堅そう。でも昨年は主演女優のサプライズもあり安心はできない。
作品と監督が例年通り無難にいくか、いよいよ革新的に変わるのか、最後まで迷うところ・・ホワイトオスカーや多様性など言われているけど、結局いつも通り保守的に終わる気がする。「1917」が作品賞と監督賞含め多部門を獲って「パラサイト」は国際映画賞とよくて脚本賞ぐらいか。「ジョーカー」も最多部門ノミネートだが賛否が激しいのでかなり厳しそう。
本命◎、対抗馬〇、大穴△
【作品賞】
個人的には「パラサイト」が獲って歴史を変えて欲しいけど、やはりアメリカ映画賞としてはまだ壁は高いか。「パラサイト」は間違いなく国際長編映画賞を獲るだろうから歴史的にも昨年の「ROMA」と同じく作品賞とのW受賞は厳しそう。またカンヌを制して作品賞を獲るのもほぼあり得ない。
そうなると、監督賞との兼ね合いもあるが「1917」に落ち着かざるを得ない。「1917」は俳優部門ノミネートがゼロなので圧倒的ではないが、他部門でいくつか獲るだろうし前哨戦でもいろいろ獲っているのでやはり順当か。
〇「パラサイト 半地下の家族」
【脚本賞】
監督賞も作品賞も獲っていないが脚本賞は過去に2度受賞しているタランティーノがやはり強いかな。個人的には「マリッジ」が一番だったと思うが、作品も監督も獲れなかったら「パラサイト」に脚本を撮らせる可能性もあるが、韓国語の字幕のハンデを考えると厳しいか。
【脚色賞】
何度も映像化された物語を全く新しくアップデートしたこと、そして女性だから監督賞にノミネートされなかったと批判のあるグレタ・ガーウィグに獲らせておく可能性が高いか。個人的には前哨戦も獲っている「ジョジョ」にあげたいけど。
【撮影賞】
【編集賞】
「ジョジョ・ラビット」
【美術賞】
【衣装デザイン賞】
△「ジョジョ・ラビット」
「アイリッシュマン」
【メイキャップ&ヘアスタイリング賞】
日本出身のメイクアップアーティスト・Kazu Hiro(辻一弘から改名)が特殊メイクで参加した「スキャンダル」に獲って欲しい、希望も込めて。前回受賞したチャーチルに続き今回のセロンも別人にしか見えなかった。
△「ジュディ 虹の彼方に」
「1917 命をかけた伝令」
【視覚効果賞】
【音響編集賞】
戦争や宇宙もの、車のエンジン音などが有利に働く傾向があるので、「1917」と「フォードvsフェラーリ」のどちらかが前哨戦で結果を残していることもあり迷うところ、録音賞と分け合いそうな気がする。音響賞は「1917」かな。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
【録音賞】
〇「1917 命をかけた伝令」
「ジョーカー」
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
【作曲賞】
【歌曲賞】
昨年のレディー・ガガ&ブラッドリー・クーパーの「シャロウ」のような特出した曲がないので難しいところ。タロンとエルトンの共演で盛り上がるのを見てみたい。
【国際長編映画賞】
【短編映画賞】
【長編アニメーション映画賞】
前哨戦のアニメーションのアカデミー賞といわれる「アニー賞」では『クロース』が作品賞をはじめ最多7部門で受賞、個人的にも「トイ・ストーリー4」より素晴らしいと思ったしNetflixに獲って欲しい。が、「アナ雪2」が漏れた分ディズニーピクサー軍の強烈なプッシュと政治力には敵わないのでは。
【短編アニメーション映画賞】
「メモラブル」
「シスター」
【長編ドキュメンタリー映画賞】
「ブラジル 消えゆく民主主義」