映画レビューでやす

年間500本以上観る会社員のありのままのレビュー

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「パンク侍、斬られて候」 ★★★☆ 3.7

◆ぶっ飛びパンクなSF時代劇、荒唐無稽でカオスな展開も「パンク」だからの言葉があればOK!見ればあなたも腹をフリフリ踊りたくなって候 町田康 原作、石井岳龍 監督、宮藤官九郎 脚本、この組み合わせで既にブッ飛んでるが、豪華オールスターキャストが…

「ハードコア」 ★★★☆ 3.5

◆「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、ポイズン♪」間違ってることは間違ってるって言って何が悪いんだよ-NGT48-「きっと今は自由に空も飛べるはず♪」 30年前に書かれた狩撫麻礼原作の伝説の漫画を、プロデューサーも兼ねる山田孝之と山下敦弘…

「ハロウィン」 ★★★ 3.1

◆原点回帰の正統派ホラー続編、40年ぶりに殺人鬼ブギーマンと元祖絶叫女王ローリーとあのテーマ曲が「来る~」 なぜハロウィン本番10月でなく、4月に公開するのか?意味が分からず・・10月の方が圧倒的に観客入るだろうに(何の力が働いたのか?単にタイミン…

「ハンターキラー 潜航せよ」 ★★★☆ 3.8

◆「潜水艦ものにハズレなし」安定のバトラー漢エンタメ、キャプテン同士の信頼感「目と目で通じ合う、かすかにnn-友っぽい♩」 平成終わりのこの時代にまさかの米国vsロシアの潜水艦アクション大作、タイトルからしても正直観る前はB級に近いかなと思ってた…

「13回の新月のある年に」 ★★★★☆ 4.7

◆ボーッと生きてる人にはトラウマ必至、人間の絶対的な孤独と絶望のカタチ、愛に生きる殉教者の愛のむきだしを描くファスビンダーの私的懺悔鬱映画 「第三世代」に続けて見たもう一つの問題作、男にも女にも恋人にもなり切れない娼男が自分の居場所、愛を求…

「第三世代」 ★★★★ 4.0

◆ファスビンダーの難解なセリフと映像と音の洪水に溺れていく、「真実は嘘の姿で現れる」ことを見抜けるか? 16年で44本の映画を量産した夭逝のドイツの鬼才、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品、早稲田松竹で「13回の新月のある年に」との問題…

「ブラック・クランズマン」 ★★★★☆ 4.7

◆アカデミー賞での怒りの理由は見れば納得、スパイク・リーの変わらぬ信念と変わらないアメリカに「Do the Right Thing!」「Fight the Power!」 白人至上主義団体「KKK」への潜入捜査を目論むコロラド州初の黒人刑事と同僚の白人刑事の奮闘を描く、まさに…

「バンブルビー」 ★★★★ 4.1

◆新監督で80年代の青春友情物語にトランスフォーム、バンブルビーと主人公の可愛さ&80's音楽全開で誰もが楽しめナイトね! 「トランスフォーマー」の中でもマスコット的な人気のバンブルビーが地球を守ることになった前日譚、スピンオフで言わばエピソード…

「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」 ★ 1.0

◆【酷評注意】映画の熱量を上げろタコ!なに言いたいのか全然わかんねぇんだよ!! 盛大ドーピングで映画失格! 奇才、三木聡監督による声帯ドーピングの世界的ロック歌手シンと、声が小さすぎて聞こえない歌手ふうかの2人が出会うことで始まるシンの声を巡…

「コーヒーが冷めないうちに」 ★ 1.2

◆【酷評注意】酷い出来に「4回泣けます」、2回じゃダメなんですか? 怒りが冷めないうちにタイムリープして見なかったことにできるかな・・ 本屋大賞2017の候補になるなど川口俊和のベストセラー小説とその続編を基にしたファンタジーテイストの人間ドラマ…

「運び屋」 ★★★★☆ 4.5

◆人生・映画の「運び屋」イーストウッド本人そのものの贖罪の物語、最後に咲かせたい人生のひと花とは? 90歳の老人がドラッグの運び屋として逮捕されたというアメリカで実際にあった事件をベースに、クリント・イーストウッドが監督兼任としては実に10年ぶ…

「スパイダーマン:スパイダーバース」 ★★★★☆ 4.8

◆DOOP&COOL!動くコミック+3Dアニメ表現の映像革命を映画館で体験せよ、誰もがヒーローになりえる時代を受け入れる覚悟と勇気とは? アカデミー賞長編アニメーション受賞作で各方面でも大絶賛されているが、正直これほどまでに素晴らしいとは思…