映画レビューでやす

年間500本以上観る会社員のありのままのレビュー

邦画:サスペンス/ミステリー

「コンフィデンスマンJP」 ★★★ 3.4

◆「最後に笑うのは誰だ?」目に見えない真実の世界の中心でエンタメを叫ぶのダーこんなに振り切った長澤まさみにならボクちゃんも騙されたい?「男と女のラブゲーム♩」 お約束のフジテレビ・月9ドラマの劇場版、「キサラギ」「リーガル・ハイ」などの人気脚…

「愛なき森で叫べ」 ★★★☆ 3.7

◆シン・園子温に向けた過去作品の解体オマージュで減点復帰か、洗脳か死か選ぶ道はGO TO HELL、NETFLIX・映画の世界なら何だって自由にできる、人生はジョーク! NETFLIX配信オリジナルで、良い意味でも悪い意味でも「ザ・園子温映画」、最近は商業映画ばか…

「七つの会議」 ★★ 2.3

◆TBS日曜劇場2時間ドラマスペシャル、豪華アベンジャーズ集結の池井戸潤オールスター感謝祭、暑苦しい顔芸で薄ら寒いセリフを隠蔽し合いたくて遭いたくて震える・・ 池井戸潤原作、映画「空飛ぶタイヤ」、TBSドラマ「半沢直樹」「陸王」「下町ロケット」「ノ…

「わたしたちの家」 ★★★★☆ 4.5

◆自分も誰かにとっての幽霊なのか?、家という同じ空間・場所に染み付いた記憶や世界のつながり、感性のまま作られた未完成のまま観る人によって作り上げられる家 父親を亡くし彼氏のいる母と二人暮らしの少女セリ、突然記憶を失い偶然出会った透子の家で同…

「赤い雪 Red Snow」 ★★★☆ 3.8

◆記憶と人間の曖昧さ、積もり重なる雪と記憶、ぜんぶ雪のせいだ!欠けたパズルのピースを埋めて雪も記憶も謎も解けるのか?想像力が試される・・ 少年失踪事件の被害者の兄と加害者の娘が30年の時を経て出会い、曖昧な記憶や運命が交錯していくサスペンス。 …

「フォルトゥナの瞳」 ★★ 2.0

◆フォルト(fault=失敗)の瞳でつまらない爆死が透けて見えた・・英雄(au)出来杉くんを惑わすかぐや姫はズルい女「なぜ来ない あんたは~ Bye-Bye ありがとう さようなら 愛しい恋人よ♪」 「死を目前にした人間が透けて見える能力」=「フォルトゥナの瞳」を持…

「ギャングース」 ★★★ 3.3

◆てえへんだ、てえへんだ、生まれた時からタタキ上げのサバイブ~普通に牛丼が食える幸せを噛みしめて・・ギャング+マングース 犯罪者をターゲットにして金を盗むタタキ稼業(石川五右衛門的な義賊)に手を染める少年院上がりの三人組のクライム青春映画。…

「マスカレード・ホテル」 ★★ 2.2

◆「姉さん、事件です」「ちょ待てよ」、動悸息切れが酷いフジテレビ王道のスペシャルドラマ風ミステリー「有頂天ホテル+HERO」、キムタク印の仮面は外せないが、長澤まさみに接客されたい・・ 殺害が起こるであろうホテルに潜入した捜査官がその教育係であ…

「メランコリック」 ★★★★ 4.2

◆「カメ止め」に続く低予算自主製作映画の星、「湯を沸かすほどの愛と殺人」予測不能の青春ブラックコメディの銭湯(戦闘)物語に誰もがのぼせあがる! 映画好きの間で話題となっていて評価も高いので、都内ではアップリンクのみ公開、せっかくなので昨年出来…

「よこがお」 ★★★★☆ 4.7

◆淵に立ち心の深淵を覗く深田監督の神懸った演出と筒井真理子劇場、徹底して心地の良い不快感に開いた口がパクパク、正面きっては語らない横顔の真実はワン!ダフル! 傑作「淵に立つ」の深田晃司監督と筒井真理子のタッグ再び!、前作「海を駆ける」はファ…

「十二人の死にたい子どもたち」 ☆ 0.8

◆【酷評注意】「十二分に死にたい大人たち」観ている方が死にたくなる茶番劇・・子供向けTV番組「コナンの探偵ごっこ」&「Eテレ10代しゃべり場」、人をバカにした嘘のクソマーケティングは止めて! ベストセラー作家・冲方丁のミステリー小説を堤幸彦監…

「人魚の眠る家」 ★★★☆ 3.7

◆愛情と狂気は紙一重、脳死や臓器提供について改めて考えさせられる、篠原涼子の渾身の演技に震えが止まらない 東野圭吾のベストセラー「人魚の眠る家」を「トリック」「SPEC」シリーズや「天空の蜂」などの堤幸彦監督が実写映画化。TVシリーズからの…

「ビブリア古書堂の事件手帖」 ★★ 2.4

◆太宰と漱石なのに薄っぺらい雰囲気重視の誰でも分かるミステリー、それから後半のグダグダの笑劇は生まれてすみません 原作は大人気シリーズ640万部のベストセラー「ビブリア古書堂の事件手帖」(TVドラマ月9では主人公が剛力彩芽でファンから叩かれてい…

「累」 ★★★★ 4.2

◆重ねられたメタ構造と2人の圧巻の演技合戦、偽物が本物を超える瞬間を見逃すな!誰もが土屋太鳳を見直すことになったお 美人だけど演技力がないニナ(土屋太鳳)と演技力抜群だけど顔に醜い傷がある累(芳根京子)、口紅を使って顔を入れ替えることでお互…

「スマホを落としただけなのに」 ★☆ 1.9

◆【酷評注意】お子様向けネット教育ドラマ、見るレベルを落としただけなのに、すべてが上っ面だけの成り済ましホラ笑って ジャパニーズホラーの代表としてハリウッドでも有名な中田秀夫監督が志駕晃による小説「スマホを落としただけなのに」を映画化。基本…

「検察側の罪人」 ★☆ 1.9

◆【ネタバレ酷評注意】この映画の製作側の罪人は? 最後の叫びは観客側が「あぁーー!!」だよ、監督の個人的な思想を含めた原作改変や負けないキムタクは健在か・・ 映画化もされた「犯人に告ぐ」の原作者・雫井脩介の2013年に刊行されたミステリー小説を原…

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